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今年度最初の実験実習の授業に参加して

 この1週間にやったことを日誌風に書いておこう。13日(月)は、南草津のキャンパス(BKC)で今学期初めての実験実習の授業に参加した。というのは、前2回がWeb授業だったからである。1号線を通り、10時40分にBKCに着いた。特任教授用の居室には珍しく元同僚の2人の教員がいたので挨拶した。ちょっと雑談したかったが、1人は授業を終えて帰る準備をしていて、もう1人も作業中のようだった。どこかで昼食を食べようと思い、キャンパス内を散策した。退職してからいくつか新しいカフェなどが出来ていた。しかし、その日は以前からあるドリームクロスカフェへ行ってみることにした。チョコバナナのクレープとコーヒーを注文して生協カードで支払い、窓に近い席に座って食べた。多くの学生が来ていたが、静かで雰囲気がよかった(下の写真)。食後もゆっくりして11時半に店を出た。生協の売店へ行き、紙タオルを買って居室に戻った。本棚から教科書の「ジュンケイラ組織学」を出して午後からの実験実習の準備をした。1時から組織学実習が始まった。新しく着任された准教授の方が顕微鏡の使い方について説明した後、学生各自が実際に顕微鏡をベンチの前に置いて標本観察の練習をした。
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 14日(火)にはこれまで通り、午後から衣笠のキャンパスで「生物と生態系」の講義をした。指定された駐車場に車を停め、キャンパスに入り、教員ラウンジで講義のスライドを見直した。そこを出ると外には雨が降っていたので、傘をさして教室へ行った。2時40分から講義を始めて、地球環境における炭素の循環について、とくに古生代、中生代に植物が化石燃料になったことに重点を置いて話した。授業終了後にいくつか質問があった。また、この講義のチーティングアシスタントの国際関係学研究科の修士の学生が、地学や生態学に興味をもっていて、前回の第8回の講義資料を取り損ねたというので、メールで送ってあげることにした。このように学生たちが興味をもって講義を聴いてくれるのは嬉しいことである。
 研究中心の生活というか半生を送ってきた研究者にとって、定年退職し、研究室と共同研究者を同時になくすということはかなり大きな変化であり、適応障害を起こしてもおかしくないと思う。他のパートの仕事や趣味に生きがいを見いだせと言われてもそう簡単なことではない。そうこうしているうちに数年が経過し、世間にも忘れられ、自分のおかれた現実を受け入れざるをえなくなるのだろう。
 16日(木)には授業がなかったので、午後から散歩に出かけた。自宅近くのバス停から市バス北8番に乗車し、北山通りから白川通りを通り、一乗寺下り松町で下車した。ここは、宮本武蔵の決闘の伝説で有名な場所である。すぐに白川通りを渡って北大路通りを西に歩いて阪急洛北スクエアに入った。1階から3階まで見て回り、2階のアバンティブックセンターで新刊書を見た。1階の川端通り側の出口から出て、北大路通りから松ヶ崎通りを右折した。疏水を過ぎ、北泉通りを左折し、かつて小学生の頃の友だちの家があったあたりを歩いた(下の写真)。今後、気が向いたときには、散歩の行きか帰りか、どちらかで公共の交通機関を使って行動範囲を広げたいと思う。
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by t0hori | 2022-06-19 09:26 | 日誌 | Comments(0)  

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