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琵琶湖の眺めとワクチンの話

 7月30日(金)にまた北山クラブ会長の西原さんと大津で会ってランチを食べた。最初は、びわ湖ホール2階のラウンジにあるカフェへ行くことになっていたのだが、実際に行ってみると臨時休業していたので、そこから出てなぎさ公園の方へ歩き、この前に行ったショコラの並びのHashing DINERという店に入った(下の写真)。琵琶湖に面した窓際のテーブルに座り、2人とも平日プレートを注文した。料理は、から揚げとサラダでドリンクバーが付いていた。窓からびわ湖の眺めがよく、料理も悪くないから、西原さんはこの店が気に入ったようだった。彼は、母親が体調を崩して入院したこと、ヒノコ小屋での作業、合唱の練習、高齢者のワクチン接種の送り迎えなどで相変わらず忙しいと話した。小生は自分のブログに書いた停年後の過ごし方についてあれこれ話をした。1時40分に店を出て、銭湯へ行く彼と別れた。毎回同じような話をしているが、人生の先輩である西原さんからは得るものが多いと思っている。
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 新型コロナウイルス感染症に関して最近の話題としては、7日30日にアストラゼネカ製のワクチンの公費接種が認められたことが重要である。このワクチンについて7月4日のブログ記事に次のように書いた。
 「かかりつけ医による個別接種に続いて大規模接種会場での接種、そして企業や大学などでの職域接種が始まり、今後さらにワクチン接種が加速すると期待された矢先に、職域接種の予約を中止するとの発表があった。職域接種にはモデルナ社製のワクチンが使用されるが、予約の数量がそのワクチンの輸入量を越える可能性が出てきたためである。すると今度は、個別接種で使われていたファイザー社製のワクチンを一部職域接種に回すことも検討され始めている。
 ・・・このような事態になった1つの原因として、アストラゼネカ社製のワクチンの副反応の問題があるのではないか。わが国は同社と6,000万人分のワクチン供給を受ける契約をしていたのだが、ヨーロッパで血栓症など重症の副反応が報告され、特に若年者への接種を見合わす国が増えている。そのため、このワクチンは、台湾や東南アジア諸国に無償で譲渡しただけで、これまで国内では使用されていない。今後、モデルナ社製とファイザー社製のワクチンで足りなくなった場合には、アストラゼネカ社製のワクチンを使用するようになるのかもしれないが、その場合は、副反応についての事前の十分な説明と承認が必要であろう。」
 現時点で、どこかの自治体の集団接種あるいは職域接種に使われるようになるのかどうかは分からない。ただ、自分が接種される立場に立って考えると、できれば有効性が高く、重度の副反応の少ないものを選ぶのが自然であろう。それらの点でより有利な他の2種類のワクチンも使用できる状況で、わざわざアストラゼネカ社製ワクチンを選ぶ人はまずいないのではないか。だとすると、公費接種が認められても、その使用は、緊急性を要する特別なケースに限られるのではないか。ワクチン接種にも関わったことのある医療従事者として、このワクチンが今後どのように使われるのか、注視していきたいと思う。

by t0hori | 2021-08-01 15:19 | 随想 | Comments(0)  

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