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総長選挙と三条通りの散歩

 月が替わったからまずブラッド・オレンジの報告から始めよう。これまでの経過については過去の記事を見ていただくとして、現在世話をしているのは、主幹を切り落とした後のモロである。写真のように、残った枝が上方に背丈を伸ばし、緑の葉を茂らせている。夏の間に期待したほど大きくならなかったけれど、形だけ見ると何とか成長の軌道に乗ったように見える。もちろん、ここで安心してはいられない。ブラッド・オレンジの栽培では、これからが試練の季節である。タロッコを失った辛い経験を生かして、今から寒さ対策を考えておかなければならない。
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 今日は日曜日なのだが、前回の記事で予告したように、所属する大学の総長選挙があった。小生にとって、おそらく最初で最後の総長選挙の投票となるはずだから、経時的にあったことを書いておこう。
 正午に朱雀キャンパスの大講義室に集合、それまでに昼食を済ませてくるよう指示されていた。11時過ぎに家を出て地下鉄の烏丸線と東西線を乗り継いで二条駅で下車し、天下一品二条駅前店でこってりラーメンを食べてから選挙会場へ向かった。中川会館の1階に入るとエレベーターの順番を待つ人の長い行列が出来ていた。
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 そして、4・5階の大講義室のステージには写真のように投票記載台が並べられ、スクリーンにはAPUの投票会場の様子がリアルタイムに写し出されていた。
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 12時から選挙管理委員長の選挙手順についての説明があった。朱雀の会場とAPUの会場を回線で繋いで、同時進行で選挙を実施する、選挙人は、呼ばれた番号順に受付へ行き、投票用紙を受け取って、ステージに上がり、投票するとのことだった。
 12時半から実際の投票が始まった。自分の順番が来て、受付の前の列に並び、投票を済ませ、元の席に戻って、全員の投票が終わるのを待った。1時間ほどで投票が完了し、投票箱に鍵がかけられ、別室にて開票作業が行われるとのアナウンスがあった。過半数を獲得する候補者がいない場合、上位得票者2名で決戦投票をするため、開票結果が出るまで、会場(大講義室とその前のロビー)から出ることを禁じられた。
 小生は、セルフサービスで支給されたコーヒーを飲みながら、ロビーの椅子に座ってiPhoneのBookで無料ダウンロードした芥川龍之介の小品「西郷隆盛」を読んだ。これは、西南戦争で西郷が死んだかどうかをめぐる列車内での2人の登場人物の対話を描いていて、歴史的な事実の不可知性をあぶり出した佳作である。読み終わってしばらくして、大講義室の元の席に着席するよう指示された。選挙管理委員長が、開票結果を発表し、1人の候補者N氏の得票が過半数を越えて次期総長として選出されたこと、2回目の決戦投票を行わないことを告知した。
 予想より早く終了したので得をした気分になった。ちょっと散歩したくなり、会場を出てから、三条通りのアーケードの商店街を東に向かって歩いた。
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 何度か通ったことがあるが、下町の風情のある商店街だから散歩に最適である。三条に入ってすぐのところにある「ピチ&チャプ ニシカワ」で傘を修理してもらったことがある。また、ちょっと行ったところには、10分以内に食べるモンブランで有名なKeizoというスウィーツの店があって、下の写真のように行列が出来ていた。
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 家に帰って大学のホームページで総長選挙の結果を確認した。N氏は、夢を熱く語るのが上手であるが、現在の総長とはかなり考え方の違う人のようである。希望と不安が相半ばするというのが正直な感想である。小生の知る限りでは、この大学は、以前は比較的地味だけれども堅実な私学として評価されてきた。ところが、1980年代後半から90年代にかけて辣腕の理事長が積極的な経営に乗り出し、BKCキャンパスやAPUの創設を実現させたと言われている。つまり、堅実に運営して、エネルギーを溜める時期とそれを使って飛躍をする時期があるのかもしれない。そして、今回は選挙人たちの多数が後者の方を選んだということだろうか。自分は1年半後に退職する身ではあるが、総長の交代によって大学がどのように変貌を遂げるのか、よい方向への発展を期待しつつ見守りたいと思う。


by t0hori | 2018-11-04 23:21 | 日誌 | Comments(0)  

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