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10月下旬のキャンパス

 滋賀県の湖南にあるこのキャンパスは、広々としていて、春と秋はそよ風が心地よい。今月の半ばを過ぎるころから木々の葉が色づき始めて、日を追うごとに秋らしくなっている。先ほど見た天気予報によると、今週は週末まで晴天の日が続き、気温は平年より低い日があるとのことだった。写真は正午のキャンパスであるが、学生たちの多くはまだ教室にいて、このタイミングでプロムナードを歩く人影はまばらである。昼休みになると、学生たちが一斉に出てきて、この場所も混雑してくる。生協食堂や売店やメディアセンター(図書館)へ向かう学生たちを眺めていると、自分が大学で働いていることを実感する。
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  小生の勤めている大学では、11月4日に総長選挙が行われる。前回、前々回は、大学の将来にとって大事な選挙であることは分かっていても、自分に投票権がなければ遠くから眺めているしかなかった。けれども、今回は学部の選挙人に選ばれたから少し事情が違っている。まず、自分で候補者の経歴を調べたり、所信表明を読んだりした。それから、選挙人として名前が出ると、いろいろな方から、面談申し込みのメールが届くようになった。面談はお断りしているが、電話でなら話を聞くと返信すると、それぞれの陣営から電話がかかってきた。どの電話も強引なところがなく、それぞれに話が上手で説得力があった。 
 そういったことがあったおかげで、今回の総長選挙の対立軸というか争点が少しずつ分かってきたところである。そして、3人の候補のうち1人は、立候補していないのに、現総長に批判的なグループによって、票を分散させるために推薦されたという話も聞いた。確かに、その候補の所信表明を読むと、現総長の再任が本学にとって最善の判断であるとしか書かれていないから、候補者としては奇妙な所信表明ではある。そのことを指摘した陣営の説明によると、対立の図式は、前理事長からトップダウン式の学園運営を引き継いだ現理事長と教職員組合に協調的な立場の現総長との間の覇権争いであるらしい。
 前回、前々回の総長選挙でも聞いたような話である。どこにでもある会社の労資の対立の構図と言ったら言い過ぎだろうか。この大学では、何十年も前から同じような対立軸で論争してきているようである。両陣営の主張にこれ以上深入りすると、あまりにもローカルで一般の方に不向きな議論になってしまいそうである。また、単純化した対立図式をそのまま鵜呑みにすることもできない。そういう一面もあるかもしれないが、総長選挙で重視すべきなのは、やはり候補者それぞれの資質と能力ではないのか。
 4日は日曜日だけれど、昼には総長選挙のために朱雀の大講義室へ行かなければならない。自分はまだ誰に投票するか決めていない。今週後半には、総長選挙について学科会議で議論する予定である。また、学部でも選挙人が集まって意見交換することになっている。果たしてどのような話になるのか、またしても、あの対立図式の話になるのか。それともより合理的な新しい観点から候補者が絞られるのか。先入観を持たずに同僚の教員たちの意見に耳を傾けたいと思っている。

by t0hori | 2018-10-30 23:54 | 日誌 | Comments(0)  

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