阪神間の学会に参加して
2018年 05月 28日
午前中、研究室の学生たちの口演を聞き、昼には一緒にランチョンセミナーに出て、配られた弁当を食べ、午後のポスターセッションの途中まで参加して、学生たちの発表を見届けてから会場を後にした。
小生は、当時は独身で、西宮甲子園のアパートに住んで、車で兵庫医科大学の近くを通って病院に通勤していた。だから、その周辺の町並みにはどこか懐かしさを感じるのである。小生が勤めていたころの尼崎病院は、阪神尼崎駅のすぐ近くにあった。その後しばらくして、阪神大物駅の裏手に移転した。そして、Webなどによると2015年に東難波町に新しく建て替えられ、兵庫県立塚口病院と統合されて、総合医療センターとなった由である。立派な病院に発展したのは喜ばしいし、何人か小生の知っている医師もまだいるようだが、自分の過去の記憶と結びついた建物や周囲の情景をもう見ることができないのは、少し寂しい気がした。
近畿地方以外から眺めると、大阪と神戸という大都会に目が行きがちであるが、実際に阪神間に住んでみると、尼崎、西宮、芦屋の3都市は,一続きのようでいて、それぞれに個性豊かである。尼崎の庶民性、西宮の堅実さ、芦屋の洗練ということになるだろうか。住めば都とはよく言ったもので、その頃はこの3つの都市が大好きで、友人たちとあちこち出かけたものである。今回、本当に何十年ぶりかで、その地域を車で通り抜けたが、昔と変わらない場所に出会うと懐かしさを感じた。また、近いうちに時間を見つけて、次はゆっくりいくつか思い出の場所を訪れたいと思った。
by t0hori | 2018-05-28 23:58 | 日誌 | Comments(0)