初めての植物栽培
2015年 07月 05日
ブラッド・オレンジジュースのとりこになった人は、新鮮なブラッド・オレンジをそのまま食べたり、絞りたての生ジュースを飲んだりしたいと思うのが自然であろう。小生は、これまで、日本のスーパーで、イタリア産の新鮮なブラッド・オレンジを一度も見かけたことがなく、それは買えないものと思っていた。しかし、今年の春に、インターネットで検索して、イタリア産の直輸入ものではないが、国産のブラッド・オレンジを売っているところを見つけ、注文してみることにした。愛媛県のある果樹園から届いたTarocco種のブラッド・オレンジは、イタリア産とは比べるべくもなく、果肉の色も薄い赤色のものが多かったが、味はそれなりに美味しかった。ただ、量の割に値段が高く、何度も注文したいとは思わない。
ブラッド・オレンジの皮を剥いてみかんのように食べるときに、ふとした思いつきで、種(たね)を残しておくことにした。Taroccoは種が少ないとされていて、確かに、2つか3つに1個くらいしか種がなかった。そうして取り出した種を水洗いして、ペーパータオルでくるんで保管しておいた。それから約3週間後の5月17日、大学からの帰りに、ふとこの種のことを思い出し、フォレオというモールのRicoche+という園芸用品店(下の写真の店)に立ち寄って、小さい植木鉢と園芸用の土を買った。およそ園芸とは縁のない小生がそのようなものを買って帰ったので、家族から不審がられたが、さっそく保管しておいた種をその夜のうちに植えてみた。
インターネットで検索すると、ブラッド・オレンジの接ぎ木の苗を販売している業者もあるようである。それを買えば、簡単に栽培できるのかもしれない。しかし、自分が食べた果実の中にあった種を植え、それが芽を出すのを見るのは、また、それとは違って格別な経験である。この先どうなるか分からないが、何とかオレンジの実を付けるところまで育ってほしいものである。妻からは、できるわけがないからいい加減に中止するように言われているが、はっきり言って余計なお世話である。楽しみが一つ増えたと思っているわけだし、この話に興味を持つ方もおられるかもしれない。今後、折りに触れて、ブラッド・オレンジの成長をこのブログで報告したいと思う。
by t0hori | 2015-07-05 17:24 | 日誌 | Comments(1)
ブラッドオレンジ。。
名前から想像すると吸血鬼が好みそうな果物ですね。
経過報告楽しみにしております。